中央線の御茶ノ水駅～神田駅間の車窓を見てみると不思議な光景が見えてきます。上り線と下り線の間に駅のホームのような場所です。しかし、そこはカフェのようになっているが、中央線からは直接入る事は出来ません。なぜならば、その場所は廃駅由来の商業施設であるから。
その場所は「mAAch ecute 神田万世橋」。元々、この地には万世橋駅があり、赤レンガが特徴の駅舎で、東京駅と同じく辰野金吾の設計でした。駅舎は関東大震災で焼失したが、線路を支えるレンガアーチの部分は残っており、それが遺構として現在の商業施設に使われています。
赤レンガの駅舎は東京だと、有名どころでは先述の通り東京駅の他、昔の新橋駅も(注：現在、遺構として残っている旧新橋停車場とは別物)が知られています。また、東京駅や新橋駅、万世橋駅を含む一帯は線路は高架になっていて、構造をレンガアーチで支えている場所になっています。自分としては、それらのレンガアーチや駅舎を一体的に模型や仮想空間上で復元してみたいと思っています。
今回はその一部、万世橋駅の線路の配線をNゲージで再現するという作業が完成したので、ここで公開します。とは言っても、あまり満足した結果ではございませんが…。
後々に駅舎とセットで作ってみたいなと思います。今後に乞うご期待。